コストコで人気の「シーフードアヒージョ」は、具材と特製オイルを加熱するだけで本格的な味わいが楽しめる大人気デリカです。
しかし、初めて購入すると「どうやって作るの?」「パン以外の食べ方は?」と迷う方も多いはず。
本記事では基本の調理法・王道の食べ方・絶品アレンジ・保存のコツまで徹底解説!
これ一つで、最後の一滴まで無駄なく美味しく味わう方法が分かります。
コストコのアヒージョの基本の作り方
コストコの「アヒージョ」は、オリーブオイル・刻みニンニク・ローズマリーが付属する“半調理キット”型。
必ず加熱してから食べるのが前提で、フライパン・スキレット・ホットプレートのいずれでも美味しく仕上がります。
ここでは失敗しにくい手順と、火加減・時間の目安、電子レンジ利用時の注意点までをコンパクトにまとめました。
加熱は必須!フライパン・スキレット・ホットプレートでの調理
基本手順(共通)
- 下準備:具材は軽く混ぜ、水分が多いものはキッチンペーパーで軽く押さえる(油はね予防)。
- フライパン(またはスキレット)を弱火にかけ、付属のオイル+ニンニク+ローズマリーを先に入れて香り出し(30〜60秒)。
- オイルがふつふつしてきたら、シーフード→野菜の順で加え、弱〜中火でゆっくり火を通す。沸騰させず“ゆらぎ沸き”をキープ。
- 海老がしっかり赤くなり、タコ・ホタテが温まりきったら完成。最後に塩・黒胡椒で微調整。
器具別のポイント
- フライパン:面が広く温度が安定。触りすぎず火通りを待つと身崩れしにくい。
- スキレット:蓄熱で“アツアツ提供”に最適。卓上に出しても温度が落ちにくい。
- ホットプレート:家庭の“おうちバル”。120〜160℃の低〜中温域でふつふつを維持し、きのこ・野菜は都度追加するとダレにくい。
火加減と加熱時間の目安|弱火〜中火で10分がベスト
アヒージョは“揚げる”ではなく“オイルで煮る”料理。目安は弱〜中火で約8〜12分、多くの家庭では10分前後がちょうどよいレンジです。合図は次のとおり。
- 海老:透明感が消え全体が赤くなる。
- タコ:身が締まり過ぎない程度に温まり、表面がテカッと艶やか。
- ホタテ・白身:中心がうっすら不透明になったら加熱完了目安。
加熱は常に“ふつふつ”をキープ。ボコボコ沸かす=火が強すぎで、身が固くなりがちです。
途中で静かに混ぜ、オイルの対流をつくるとムラなく火が入ります。仕上げにレモンやハーブで重さをリセットすると、後半も食べ疲れしません。
電子レンジ調理は可能?注意点と失敗しない工夫
電子レンジでも温めはできますが、油はね・加熱ムラが起こりやすく、香り出しも弱いためフライパン等が基本推奨です。どうしてもレンジを使う場合は次の工夫を。
- 深めの耐熱容器に具材のみを入れ、オイルは大さじ2〜3だけ(残りは後がけ)。
- ふんわりラップ or フタをずらして蒸気を逃がし、500Wで2〜3分→一度取り出して混ぜる→1〜2分追加。
- 仕上げに温めたオイルをまわしかけ、塩・胡椒で微調整。匂い移り防止に庫内はすぐ拭き取り。
レンジは手早い反面、高温の油が飛散しやすいため、深さのある器・ラップの隙間確保・短時間分割加熱が安全。
時間に余裕があれば、香り出しができる直火調理がベターです。
コストコのアヒージョ、とりあえず全部入れちゃったんだけどこれあってる??1キロ以上あるんですが pic.twitter.com/J4SsxtZtEH
— 藤森 (@mia_fjmr) September 23, 2024
コストコのアヒージョの王道の食べ方
まずは「アヒージョ=パンと一緒に楽しむ」という基本を押さえつつ、温野菜やチーズを足して味の奥行きを出すのが王道。
さらに、レモン・黒胡椒・ハーブで味を締めれば、後半まで重くならず食べ進められます。ここでは誰でもすぐ実践できる“定番の食べ方”を、失敗しないコツ付きでまとめました。
バゲットに浸して食べるのが一番人気
アヒージョの相棒は断然バゲット。厚さ1.5〜2cmにスライスし、軽くトーストしておくと、表面がカリッとしてオイルを吸い過ぎません。食べ方は簡単——
- パンを用意:好みでにんにくをこすり付けて香りづけ(ガーリックトースト風)。
- 具→オイルの順でのせる:エビやタコをのせ、仕上げに旨みオイルをひとたらし。具:オイル=7:3くらいが重くならない黄金比。
- 食べ方のコツ:パンをソース皿代わりにしてひと口で完結。皿にオイルを溜めないとベチャつきを防げます。
大皿取り分けなら、パンは都度少量ずつ出すのがコツ。置きっぱなしにすると湿気と熱で食感が落ちるため、“焼きたてを都度補充”がベストです。
温野菜やチーズとの組み合わせでさらに美味しく
「ちょっと重いかも?」と感じたら、温野菜でバランス調整。ブロッコリー/じゃがいも/しめじ/ミニトマトは鉄板の相性です。
下ゆで(またはレンチン)して水気をよく切り、仕上げにアヒージョのオイルをからめるだけで、塩味と旨みがちょうどいいデリ風に。色味(緑・赤)が入ると見た目も映えます。
さらにコクを出したいときは“追いチーズ”。小さく切ったモッツァレラやカマンベール、スモークチーズを卓上で軽く温めて、具材やバゲットにのせてひと口。
オイルのガーリック感に乳脂肪のまろやかさが加わり、塩味の角も取れて食べやすくなります。子ども向けのマイルド化にも◎。
- 温野菜の作り置き:ブロッコリー・じゃがいもは前日にゆでて冷蔵。水気をよく切るだけで当日すぐ使えます。
- チーズは小さめカット:溶け過ぎ防止と取り分けやすさのため、1〜2cm角が扱いやすいサイズ。
味変におすすめ|レモン・黒胡椒・ハーブの活用
最後まで飽きずに食べるコツは“爽快な後味”づくり。定番はレモン・黒胡椒・ハーブの三点セットです。
- レモン:仕上げにひと搾りで油っぽさがスッと引き、シーフードの甘みが際立ちます。
- 黒胡椒:卓上で挽き立てを3〜4回。香りで食欲がリブートされ、味が締まります。
- ハーブ:刻みパセリやディルをひとつまみ。彩りと清涼感が加わり、写真映えも◎。
和の味変なら柚子胡椒や七味も好相性。塩気が強く感じる場合は温野菜を足す、またはバゲットの比率を増やすと味のバランスが整います。
最後までおいしく食べ切るために、「追い足し(パン/温野菜/ハーブ)」を少量ずつ回すのが王道運用です。
コストコのアヒージョの人気アレンジレシピ
コストコのアヒージョはそのまま食べても十分美味しいですが、残ったオイルや具材を活用することでレストラン級のアレンジ料理に変身します。
特に人気が高いのは「シーフードパスタ」「パエリア・炊き込みご飯」「ガーリックライスやグラタン風」の3パターン。
ここでは家庭で簡単に実践できるレシピ形式で紹介します。
シーフードパスタ|残りオイルで作る濃厚ソース
アヒージョの残りオイルは海鮮の旨み+ガーリックの香りが凝縮されており、パスタソースに使うと最高の一皿になります。作り方は以下の通り。
- パスタを塩分1%の湯で規定時間ゆでる。
- フライパンに残りオイル(大さじ3〜4)を温め、ゆで汁を大さじ2〜3加えて乳化させる。
- パスタを投入し、具材(エビ・タコ・マッシュルーム)も加えて1分ほど強火で絡める。
- 仕上げに刻みパセリやレモンを添えると重さが和らぎます。
オイルの塩気が強めなので、味見しながら塩を足すか控えるか調整するのがポイントです。残り野菜(ほうれん草やズッキーニ)を足すと彩りも栄養価もアップします。
パエリア・炊き込みご飯|具材と旨みを丸ごと活用
アヒージョのオイルと具材をお米と一緒に炊き込むと、本格的なスペイン風パエリアに。炊飯器でも手軽に作れます。
- 米2合を研ぎ、水は少なめに(通常の7割程度)。
- アヒージョの残りオイル+具材+コンソメ小さじ1を加える。
- 好みでパプリカ・しめじ・ミニトマトなどを追加し炊飯。
- 炊き上がりにレモンを添えれば香りが広がります。
フライパンで作る場合は米をオイルで軽く炒めてからスープで煮ると、底に“おこげ”ができて本格的な味わいに。残ったスープは濃厚リゾットに再利用するのもおすすめです。
ガーリックライスやグラタン風アレンジもおすすめ
さらに人気が高いのがガーリックライスとグラタン風アレンジ。いずれも残りオイルを無駄なく使えるレシピです。
ガーリックライス
- フライパンに残りオイル大さじ2を熱し、冷ご飯を投入。
- 強火で炒め、醤油をほんの少し垂らすと和風テイストに。
- 仕上げに卵黄やネギをのせれば見た目も華やかに。
グラタン風
- 耐熱皿に残り具材+オイル少々+茹でたマカロニを入れる。
- 上からホワイトソース(市販でもOK)+チーズをかける。
- オーブンで200℃・10分焼けば香ばしい一品に。
どちらも「翌日に残ったアヒージョのリメイク」として大活躍。翌日でも最後まで楽しめる工夫としておすすめです。
昨夜食べたコストコのアヒージョの残りでパスタの朝ご飯。これは白ワインが必要なやつだ…。 pic.twitter.com/SCY8833fg2
— ハッカ・ナカソネ (@Hakkamint1) September 9, 2018
コストコのアヒージョの残りオイルと保存方法
コストコのアヒージョはオイルに旨みが凝縮されているため、食べ終わった後も「残りオイルをどう活用するか」が大切なポイントです。
ここでは翌日の使い回しアイデア、冷蔵・冷凍保存の目安、そしてにんにく臭や油っぽさを抑える片付けの工夫まで詳しく解説します。うまく保存&活用することで、最後の一滴まで無駄なく楽しめます。
翌日活用|炒め物・ドレッシング・マリネに応用
残ったオイルは海鮮や野菜のエキス+にんにく風味が溶け込んでいるため、翌日のおかず作りにぴったりです。
- 炒め物に活用:オイルを大さじ1〜2使用し、ほうれん草やキャベツをサッと炒めるだけでガーリックソテー風に。
- ドレッシングに応用:残りオイル大さじ2+酢大さじ1+塩少々を混ぜれば、即席ガーリックドレッシングに。サラダや冷奴に◎。
- マリネ液として:きのこやパプリカを加えて一晩冷やすと本格的なマリネに。作り置きおかずにもなります。
ポイント:翌日以降に使う際は必ず一度加熱してから使うと酸化や雑菌の心配を減らせます。
冷蔵・冷凍の保存期間と小分け保存のコツ
残りオイルは冷蔵なら2〜3日、冷凍なら約1か月保存が目安です。安全に保存するためのコツをまとめます。
- 冷蔵保存:密閉容器や小瓶に移し替え、必ず冷蔵庫に保管。使用時は清潔なスプーンで取り出しましょう。
- 冷凍保存:製氷皿に小分けし、固まったらジッパーバッグへ。必要な分だけ取り出せて便利です。
- 再利用のコツ:パスタや炒飯、スープに「氷1個分」を投入すると簡単に風味付け可能。
注意点は何度も温め直しをしないこと。一度使う分だけを小分けするのが、酸化や風味劣化を防ぐ秘訣です。
にんにく臭や油っぽさを抑える片付けの工夫
美味しい反面、アヒージョはにんにく臭とベタつきが残りやすい料理。片付けの工夫で後処理を楽にできます。
- キッチンペーパーで拭き取り:洗う前にペーパーで油を吸収すればスポンジがベタつかない。
- 重曹+お湯で分解:フライパンに熱湯を注ぎ、重曹小さじ1を入れると油が浮きやすくなります。
- 匂い対策:排水口にレモンの皮や柑橘系の皮を一緒に流すとにんにく臭を軽減可能。
調理器具選びの工夫として、スキレットや耐熱ガラス皿を使えば、そのまま食卓に出せて洗い物も少なくなります。片付けの負担が減るだけでなく、匂いの残りも最小限にできます。
コストコのアヒージョを購入前に知っておきたい情報
コストコのアヒージョは「買ってからどう食べるか」だけでなく、購入前に知っておくと便利な情報も多くあります。
量や価格の目安、具材の季節変動、カロリーや塩分などの栄養面を理解しておけば、より満足度の高い買い物につながります。
ここでは最新情報をもとに、購入前にチェックすべきポイントを整理しました。
量・価格と何人向けかの目安
コストコのアヒージョは約1kg前後の大容量で販売されており、価格は1,600〜1,800円前後(2025年時点の参考価格)。
内容量の多さから、3〜4人前のメイン料理として十分なボリュームがあります。バゲットや野菜を添えれば、5〜6人でシェアしても満足できる量です。
コスパの良さも魅力で、外食でアヒージョを頼むと1皿800円〜1,000円ほど。コストコではその倍以上の量を自宅で楽しめるため、ホームパーティーや週末のごちそうに最適です。
大家族はもちろん、夫婦や一人暮らしの場合も小分け冷凍すれば無駄なく活用できます。
具材は時期で変わる?最新のラインナップ事情
アヒージョの具材ラインナップは季節や仕入れ状況で変動するのが特徴です。
定番はエビ・タコ・マッシュルーム・ブロッコリーですが、時期によってホタテや白身魚(タラ)が入ることもあります。さらに、赤・黄パプリカが加わると彩りが華やかになり、SNS映えする一品に。
このように、購入時期によって少しずつ中身が違うため、「今日はどんな組み合わせかな?」と楽しみにしているリピーターも多いです。
味わいの変化を楽しむだけでなく、家族の好みに合うかどうかを購入前に確認することもおすすめです。
カロリー・塩分の目安とヘルシーに食べる工夫
気になる栄養面ですが、アヒージョはオイルを多く使う料理のため、どうしてもカロリーは高め。目安としては100gあたり約200〜250kcal程度とされ、1パック全量で2,000kcal超えになることもあります。塩分も1人前あたり約2.5〜3gと、やや高めです。
そこで実践したいのがヘルシーに食べる工夫です。
- オイルは全て使わず小分け:料理に使う分だけ取り分け、残りは冷蔵保存。
- 野菜を追加:ブロッコリーやズッキーニを増やし、油の比率を減らす。
- パンの量を調整:バゲットを控えめにし、代わりに温野菜で楽しむ。
- 翌日はリメイク:ガーリックライスやパスタに再利用し、油を使い切らず分散して摂取。
これらの工夫で、コストコのアヒージョを「美味しく+無理なく」楽しめるようになります。購入前に栄養面を把握しておくことで、安心してアレンジやシェアができるでしょう。
まとめ
コストコのアヒージョはそのままでも絶品ですが、調理法・食べ方・保存術・アレンジを知っておくことで楽しみ方が無限に広がる商品です。
基本は弱火〜中火で10分ほど加熱し、バゲットや温野菜と合わせて王道スタイルを満喫。残りオイルはパスタや炒め物、ドレッシングに活用でき、冷凍保存で約1か月使い回せるのも大きな魅力です。
購入前に量・価格の目安(約1kg/1,600〜1,800円前後)や、具材が季節や仕入れで変動することを把握しておけば、より満足度の高い買い物になります。また、カロリーや塩分はやや高めなので、野菜を追加したりオイルを小分けにして使う工夫を取り入れると、ヘルシーに楽しめます。
一度買ったらリピートする人が多い人気商品だからこそ、ただ食べるだけでなく「保存・活用・アレンジ」までマスターするのがおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、コストコのアヒージョを最後の一滴まで美味しく活用してください。