メガネをかける人、誰もが一度は悩まされるメガネが下がってくる現象。
新しいメガネを買って、お店で一応調整はしてもらうものの、帰り道メガネが下がってくる事実に直面した時、意外とショックです。またネットで気に入ったフレームを見つけ、試着などせずに買う場合も同様。
近所のメガネ屋さんでレンズを入れてもらい、調整して、「完璧!」と思っていても、実際歩いたり、下を向いたりしていると、だんだんメガネが下がってきて、「こんなはずじゃなかった」とガッカリする経験もあるでしょう。
ただ歩いてるだけなのに、いや、まばたきをするだけでだんだんメガネが下がってくるなんて、気になって落ち着きません。
そして見た目も気になりませんか?
同じメガネでも、掛ける位置によって印象がすごく変わってしまいます。メガネがずれたり下がったりしていると、老けて見えたり、頼りなく見えたり。外出先で、ふと鏡にうつる自分を見た時、ガッカリしてしまうこともあります。
「メガネのサイズ間違ったかな…」
「鼻が低いからあきらめるしかないのかな…」
「このメガネ好きなんだけどな…」
若干あきらめ気味に、そしてすでにメガネを買いなおすことを考えてるかもしれませんが、まだあきらめるのは早いです!
私も同じようにメガネが下がるストレスに悩んでいる時に、これを知って試してみました。
コレ、オススメです。
「失敗した~」と思い、再びメガネを買いなおす前にちょっと試してみてください。もしかしたら何もかも解決してしまうかもしれません。
メガネが下がる原因
そもそもメガネが下がってくる原因は何なのでしょうか。
自分のメガネを確認してみて、もし下記に当てはまる場合、まず一度メガネ屋さんで調整してもらいましょう。調整してもらい、メガネが下がってくることがなくなれば、解決です。
メガネの横幅が開いている
メガネを外すとき、片手で外していませんか?
片手でメガネを外そうとすると、左右どちらかに引っ張るようになってしまいます。
日々このようにメガネのかけ外しを繰り返していると、テンプルが片側だけ横に開いてしまいます。そうなってしまうと左右のフィット感のバランスが悪くなり、メガネが下がりやすくなります。
メガネのかけ外しは、両手で行うと、変形を防ぐことができます。
ネジが緩んでいる
メガネを毎日使っているうちに、ゆるんできてしまうのが、「ヒンジ(丁番)」部分のネジです。
ネジがゆるむと、テンプルのしまりが悪くなり、メガネが下がってきてしまう原因になります。
また、ゆるんだままにしておくと、ネジ穴にほこりや汗などがたまって、ネジがしまりにくくなってしまいます。
ネジに不具合が起きるとメガネの形が崩れる原因となるので、日々のメンテナンスが大切です。
メガネは毎日洗うのが理想です。その中で、ネジがゆるんでいないかも毎日チェックしましょう。
そしてネジがゆるんでいる場合は、自分で締めます。
精密ドライバーが必要になりますが、ダイソーにも売っていますし、それで十分役割を果たしてくれます。
クリングス(鼻パッド)がゆがんでいる
クリングス(鼻パッドを支える金属部分)は、メガネの掛け心地を左右する大切なパーツです。このクリングス部分がゆがんだり、角度がおかしくなっていると、メガネが下がってきたり、痛みが出るなど不具合が出ます。
クリングスがゆがむ主な原因は、メガネを掛けたままうつ伏せで寝てしまったり、顔を何かにぶつけたりすることでしょう。
クリングスがゆがんでいる場合はメガネ屋さんで調整してもらいます。
自分でもできそうな感じはするのですが、そう簡単にはできません。自分で調整すればするほどわけわからなくなり、結果的に症状が悪化した経験が私はあります。
迷わずメガネ屋さんで調整してもらうことをオススメします。
S字クリングスとU字クリングス
ここで少し補足的なお話をしておきます。
クリングスには大きく二つのタイプがあります。「S字クリングス(スネーククリングス)」と「U字クリングス」。
それぞれの特徴を把握してメガネを購入することをオススメします。
S字クリングスは、調整が容易で、高さを変えたり幅を変えたりすることが可能。国内フレームに多い。
U字クリングスは、見た目はスッキリだが、幅だけしか調整できない。海外フレームに多い。
私たちアジア系の鼻立ちには、高さも調整できるS字クリングスが良いかもしれません。逆にU字クリングスは、幅だけしか調整できませんが、海外で多い理由に納得するくらい、鼻が高い方にはピッタリ合うようです。
私は鼻が低いのにU字クリングスのメガネを買ってしまったので、メガネが下がってきます。メガネ屋さんでの調整でも、うまくいきませんでした。
しかし、気に入ったメガネなので、なんとかメガネが下がらないようにと思い、試してみたのが以下の対策です。
メガネが下がるオススメの対策
メガネ屋さんで調整してもらっても、どうしてもメガネが下がってきてしまう。
そんな悩みを解決してくれるオススメのものがコレ!「モチアガール」のカバータイプ です。
メガネの鼻あてにかぶせる鼻パッドです。鼻あてに靴を履かせるイメージ。
よくあるのは、鼻あてに貼りつけるタイプですよね。貼りつけるタイプも確かに良いのですが、貼りつけているだけなので、どうしても、「使用→洗浄」を繰り返すうちに剥がれてきてしまいます。
しかしこれは貼りつけるのではなく、かぶせるタイプなので、剥がれるという心配がなく、何よりメガネを洗う時の安心感が私には大きかったです。(貼りつけるタイプのものって洗っている時、剥がれるんじゃないかと気をつかいませんか?)
私のメガネの鼻パッドのサイズは、長さが13ミリでしたので、Mサイズ(12~15㎜)をつけています。
素材がシリコンで結構伸びるのでSサイズでも良かったかもしれません。ですがサイズ内に合わせて外れやすいというわけでもないので、お手持ちのメガネの鼻パッドサイズに合わせて購入して問題なさそうです。
厚みは実際に計測しましたが、1.5㎜。
装着後の見た目、「目立つんじゃないか」と思うかもしれませんが、透明なのでそこまで目立つものではありません。
ただし透明といっても、完全に透明ではなく、乳白色です。完全な透明をイメージしていたら失敗します。画像を参考にされてください。
私は、他人のメガネの鼻パッド部分を気にしたことなど、過去に一度もありません。
自分が思ってるほど、他人はそんなところ見もしないし、気にもしない部分です。
むしろ、
「メガネが下がってズレている」、「何度も何度もメガネ位置をなおしている」
そんな姿の方が気になってしまいます。
私はコレをつけることにより、メガネが下がってくる頻度は激減しました。汗や皮脂で多少は下がることはありますが、満足できています。まさに救世主となりました。
良かった点
・メガネが下がってくることがなくなった
・多少上に持ち上がる為、見た目(外見)がよくなった
・カバータイプなので剥がれる心配がない
・装着したままでも気軽に洗える
悪かった点
・少し値段が高い
メガネの適正位置
メガネを掛けた時の、黒目の位置を気にしたことありますか?
メガネが常に下がっている状態では、黒目の位置はフレームの上の方にきています。
もしフレームの上の部分と黒目が重なるほどメガネが下がっていると、ダサくみえたり、疲れているように見えてしまいます。
逆にメガネが上がり過ぎて高い位置にあると、顔が大きく見えたり、間抜けな印象があります。
メガネにはどんなフレームでも、適した位置があります。
フレームの上下に幅があるメガネでは、黒目がフレームのセンターよりも少し上にくると、一番見た目が良くなります。
フレームの上下の幅が狭いメガネでは、黒目がフレームのセンターにくるようにすると、良くみえます。
上でオススメした鼻パッドをつけて、メガネが下がってくることがなくなっても、メガネの位置はこれまでより持ち上がっています。
その位置が適した位置ならば問題ありませんが、もし適切な位置じゃなかったら、鼻パッドをつけた状態でメガネ屋さんでフィッティングしてもらいましょう。
「このメガネに合わないな~」と思っていても、適正な位置になるようにフィッティングしてもらうと、「意外とイケてる!」となることも少なくありません。
鼻パッドフレーム一体型
フレームと一体型の場合も、メガネが下がってくる悩みを抱えている方も多いでしょう。下がるだけではなく、フレームが頬にあたったりする場合もあります。笑うと特に。
このタイプの対策は、貼りつけるタイプのもので解決するか、クリングスをつける加工をしてもらうかになると思います。クリングスをつける場合は、一度メガネ屋さんに相談するのが良いでしょう。
私の場合は、貼りつけるタイプのものを使っています。
私はこの商品を使っていまいた。
メガネが下がってくることもなく、しっかりと持ち上がり、特に不満はなかったのですが、やっぱり剥がれるんですよね。仕方のないことですが。
どうせ剥がれるならばと、ダイソーで見つけたコレをつけてみました。
厚みが2.5㎜ということなので、そこそこ持ち上がり、メガネが下がることも解消されるのですが、剥がれるのが結構早かったです。粘着力はそこまで強くなかったです。
シリコン素材ではありますが、若干硬く、私の場合ですが、少し痛かったですね。メガネの重さのせいもあるとは思いますが。参考までに。
メガネが下がるその他の対策
鼻パッド以外の対策もあります。鼻パッドと合わせて使うとより効果的でしょう。
耳にひっかけるタイプです。ジョギングやスポーツする際には大いに役に立ってくれます。
ダイソーでも似たような商品を見かけたので、早速使ってみましたが、良い感じです。走ったりしてもちゃんと役目を果たしてくれています。
メガネが下がる時の応急処置
外出先で、付けていた鼻パッドがなくなってしまったり、どうしても集中したいけどメガネが下がってくることが気になって集中できない時など、身近にあるものでメガネが下がるのを防ぐこともできます。
輪ゴムを使う
輪ゴムをテンプル(つる)に巻きつけます。巻きつけた輪ゴムが耳にひっかかり、メガネが固定されて下がりにくくなります。
ピタリングの代用みたいな感じです。
ラップを使う
キッチンにあるラップをテンプルに巻きつけます。これでもメガネが固定されズレにくくなります。
メガネストッパーのような商品の代用みたいな感じです。
少し余談ですが、私は自分で髪を染める時に、テンプル全体にラップを巻いてメガネが汚れないようにしています。
メガネは自分で調整しない方が良い
メガネが下がるからといって、自分でクリングスを調整しようとしたり、テンプルを曲げようとしたりすることはよくありません。
私も自分で何とかしようと試みたことはありますが、どうにも手が付けれなくなってしまいました。まるで難解なパズルをやっているかのよう。フレームを折ってしまったこともあります。
メガネ屋さんの奥にあるメガネを調整する道具を覗いたことはないでしょうか?
プロの道具は7つどころじゃありません。部位はもちろん、材質や形状に合わせて様々な工具を使い分けています。ホームセンターで購入できるような工具ではなく、メガネ専用工具メーカーが作る業務用ばかりです。
つまりプロスペックということです。それだけメガネの調整は難しい作業ということなんですね。
素人が見よう見真似で試みるのは、やめておくべきでしょう。
メガネの調整は、無料でやってくれる場合がほとんどです。例えそのお店で購入していなくてもサービスでやってくれます。もちろんすべてのメガネ屋さんがそうではないでしょうから、確認は必要です。
私は何かの買い物ついでにメガネ屋さんがあれば、そこで調整してもらったりしています。
メガネの調整をしてもらいたいのですが、料金はいくらになりますか?
一応私はいつも聞いています。
料金はいただきません
という返事しか今まで私はもらったことがありません。
メガネはかけているうちにゆがんでくることは避けられません。メガネをかけたまま眠ってしまったりすれば、誰のメガネかわからなくなるほどです。
料金も無料、もしくはそんなに高い料金を取られるわけではないでしょうから、迷わずプロにお任せしましょう。
メガネが下がってくるときの対策:まとめ
・まずはメガネ屋さんで正しく調整してもらう(ここで解決すれば問題なし)
・それでもダメな時のオススメは、かぶせるタイプの鼻パッド(モチアガール)
・メガネの適正位置を知って、ちょっと違うと思えば鼻パッドを付けて再度フィッティングしてもらう
・フレームと一体型のメガネは貼りつけタイプか、クリングスを付けて解決させる
・運動などする場合は、耳にひっかけるタイプもオススメ
・応急処置には、輪ゴムやラップを使う
・メガネの調整はサービスでやってくれるお店が多い
・自分でメガネを調整しようとしない(プロにおまかせ)
メガネが下がっていると、気になって仕事や勉強に集中できません。また相手に与える見た目の印象も良くはありません。
逆にメガネも下がらない適正位置で調整されたメガネをかけていると、相手に与える印象もよくなり、仕事や勉強にも集中でき、違った世界が見えてきます。
ここで紹介した対策を参考にしつつ、自分にフィットした、長く付き合っていけるメガネを手に入れましょう。