万年筆を初めて買ってワクワクしてるのに、インクが出なくてイライラしてませんか?
特にカートリッジ式の場合ですよね?
大丈夫です。ごく当たり前のことなので、
「これも万年筆の性格なんだな。」
と受け入れてあげましょう。
よく「カートリッジを差し込んだあとしばらく置く」と聞いたりするんですが、しばらく置いても全然出てこないことよくあります。
そんな時は、
①カートリッジをつまんでみる
②ペン先を水に浸けてみる(呼び水)
③振ってみる(注意が必要)
これを試してみましょう。
カートリッジをつまんでみる
カートリッジの真ん中辺りを指でつまんでインクを押し出してみましょう。
インクをペン先まで自分の力で押し流すということですね。
ペン先を下にして自然とインクがペン先まで流れてくればそれが一番ですが、なかなかそうならない時や、インク出るまで待ってられない、って時の力技です。
あまり強くつまんで押すと、“ボタッ”とインクが垂れてきます。
優しく少しずつインクを送り出しましょう。
初めて使う万年筆の場合、この方法が一番効果的だと思いますし、私は常にこの方法です。
インクが垂れてきた時の為に、タオルやティッシュなんかを用意しておくといいかもしれません。
ペン先を水に浸けてみる(呼び水)
ペン先を水に浸けてみる、濡らしたティッシュをペン先にあててみる。
そうすると、呼び水(誘い水)の原理でインクが出てきたりします。
結構使える小技だと思います。
最初は水混じりで薄いインクが出てくると思いますが、書いていれば自然と通常のインクが出てきます。安心してください。
振ってみる(注意が必要)
最後の手段。振ってみましょう。
ただし注意が必要です。
万年筆をぶつけない様に!!
振るなら縦に振ったほうがいいと思いますが、私は振った勢いでペン先を机にぶつけてしまったことあります。
思わず「あーーーーーっ!」って天を仰いでしまったことあります。。。。
無事でしたが、あれには焦りました。
あとインクの飛び散りにも注意です。経験ありますが、…悲惨です。
タオルかティッシュでペン先を包んだ状態でやりましょう。
振るのはあまりおすすめしないですが、振るなら力加減に気をつけましょう。
最後に
どうですか?
この3つの方法でインクがでない場合はペン先が正常ではないかもしれません。
専門家にみてもらいましょう。
しばらく使っていない万年筆や古い万年筆の場合は、インクがペン先の内部で固まっているかもしれません。
この場合はどれだけ頑張ってもインクは出てこないので、まずはペン先を水に浸けて、固まっているインクを溶かします。
程度にもよりますが1週間水に浸けてもインクが溶けないならば、専門家のところへ行きましょう。
やっとの思いでインクが出てきたならば、たくさん文字や絵を書きましょう!
書くときはペン先の刻印を上にして、ボールペンよりも寝かし気味に持ち、力を抜いて書くとうまくインクも出ます。
万年筆はその名の通り非常に長い時間一緒に過ごせます。愉しみましょう。
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