通勤や通学でバイクを使う方は、雨の日は悩みものです。ずぶ濡れで会社や学校に向かうわけにはいきません。
そこで、快適で雨の日でも気分が上がる、むしろ雨の日が待ち遠しくなるほどのレインウェアが欲しいところですよね。
とはいえ、バイク専門店などのレインウェアは高性能だけどそのぶんお値段もそこそこ。
「もっと安くて機能性も高いものはないのかな?」
そんな贅沢な悩みを解決してくれそうなのが、そうです、ワークマンのレインウェアなんです。
ワークマンはもともと職人の作業着を専門として販売していました。しかしレインウェアの機能性が高くて安いとバイク乗りの間で流行ったんです。
近年ワークマンにはおしゃれなレインウェアがたくさんありますが、バイクに使えそうなものはあるのでしょうか?
ワークマンでバイクに使えそうなレインウェア
ここから、ワークマンにあるレインウェアで、バイクに使えそうなものをいくつかピックアップして紹介していきます。
機能性や価格を見て、あなたの使用環境にマッチしているかをチェックしていきましょう。
3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)
ワークマンでバイクにも対応する上下組のレインスーツがこれです。
3層構造生地(3レイヤー)で、外側は雨や風を内に入れない仕様。
そして機能面で最初に確認すべきところはココ。
レインウェアの性能を示す「耐水圧・透湿度」を説明すると長くなるので、簡単に選ぶ基準だけをここではお話しておきます。
バイクの場合、下記の基準で選ぶのが一般的です。
これはいかにウェア内部に雨を浸透させないか(耐水圧)と、内側のムレを排出させるか(透湿度)の基準値です。
この基準からすると、ワークマンの「3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)」は、耐水圧はクリアしていますが、透湿度の数値は低めです。
つまり、「防水性は高いけど、ちょっとムレるのは我慢してね」といった感じでしょう。
では、「耐水圧・透湿度」以外の機能をみてみましょう。
まずは上着。
バイクに乗る際に最低でも欲しい機能は、しっかりと装備されていますね。
次にパンツ。
靴を履いたまま脱ぎ着できるパンツは、当然ありがたい機能です。特に不満は感じませんよね。
また、持ち運びに便利な収納袋がちゃんとついています。なにげにこの収納袋は大事なんですよね。
ひとつ注意しておきたいのが、ポケット。ワークマンのこの商品には、上下ともにポケットはついていません。
どうしてもポケットが必要な方は、このレインコートはパスですね。
色はブラック、ライムグリーン、ロイヤルブルーの3色から選べます。(パンツの色はブラックのみ)
お値段は、上下セットで税込み5,800円。
3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)(ネイビー)
こちらは、上で紹介した商品の色違い。ネイビーです。
ただの色違い?と思いきや、よくみると
透湿度の数値が大きくなっています。
その他の機能はすべて上で紹介した商品と同じ。値段も同じ。税込み5,800円。
色にこだわりがなければ、透湿度が若干でも高いこちらのレインウェアを選択したいですね。
ハードマスターレインスーツ
これはワークマンブランドの商品ではないのですが、ワークマンでも売っているバイクにも使えそうなレインウェア。
肩・ひじ・ひざ部分が補強されていて、ハードな作業に最適なレインスーツ。ハードな作業には最適かもしれませんが、バイクではどうでしょう。
耐水圧だけをみると20,000mmとなっているので、バイクのレインウェアとして使えそうな気はします。
しかし、透湿度の表記がありません。つまり透湿なしと考えてよいでしょう。とはいえ、裏メッシュ仕様なので、多少ムレを軽減してくれそうです。
袖部分は、アーチ型二重袖口で雨の侵入を防いでくれるので、バイクに使う場合はここは嬉しいところ。
耐水圧は問題ないとしても、ムレがちょっと気になります。とはいえ、バイクにも使えなくはなさそう。お値段は上下セットで、税込み3,973円。安い!バイク用として使うなら安い。
バイクでの移動距離が短い方は、これも候補としてはアリでしょう。しかし長い時間これを着て乗る場合は、ムレを覚悟する必要はあるかもしれません。
レインフィットガードレインスーツ
バイク用に作られたものではないと思いますが、もしかしたらバイクにつかえるかも!?という商品です。
耐水圧は10,000mmで、バイクでの通常走行では問題ない数値です。
透湿度の表記はないので、多少のムレはあるでしょう。とはいえ裏はしっかりメッシュ。
ダーツ加工とは服を体にフィットさせるために、布をつまんで縫い、立体的にする手法のことです。
仕事などの作業だけでなく、バイクや自転車に乗る場合でもこのダーツ加工は嬉しいポイントです。
そしてお値段は、税込み2,546円!これがバイクで使えるなら言うことナシのお値段。ちょっとした距離くらいならいけるかもしれません。
ワークマンには耐水圧10,000mmクラスのレインウェアはたくさんあるのですが、その中でもなぜこの「レインフィットガードレインスーツ」をここで紹介しているかというと、ちょっと気になるレビューがあったんですよね。
次はそれぞれのレビューをみていきます。
みんなの感想や口コミは?
ワークマンの「3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)」と「ハードマスターレインスーツ」「レインフィットガードレインスーツ」の感想や口コミをいくつかみてみましょう。
3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)の口コミ
【レビュー】ワークマン 3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS
— ♻️ひろた♻️@GSX-R125 (@hirota_gsxr125) April 4, 2021
2020年版から改良されインナーメッシュが廃止になったらしい😁
全体的にはゴワゴワしてますが撥水は流石といった感じですね😋
裾も長めでリフレクターもついてたりとライダーには最適ですね😋
収納サイズは袋付属でサイズは画像の通り😊 pic.twitter.com/Ey6AFH31F0
ワークマンの[3レイヤー透湿レインスーツ]を半年使ってみてインプレ。
— Mako SHARK (@MakoSHARK_Rider) September 7, 2020
ホンダ系の最下ランク値段(6000円程)でゴールドウィンの13000円クラスの撥水性と質感。使い終わったら汚れを落とし日陰で乾燥させれば性能も落ちにくい。
サイズ感タイト目。172cm がっしりならLL。フード取れる。オススメ出来ます pic.twitter.com/ZpHs8C7Mgg
先延ばしにしていたレインスーツを昨日購入。本日大雨の中バイクで走りましたが、控えめに言って最高(Ф ω Ф)
— foxtail_game (@Game_foxtail) March 13, 2021
Workman最高(Ф ω Ф)
有難うWorkman(Ф ω Ф)
3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ) https://t.co/bDG0c8Ny1K #ワークマン pic.twitter.com/NwESfwkNMH
BR002 3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ) [年2] https://t.co/geQdfeDD7z #ワークマン
— もりそば@初そろキャン△ (@tama0707) October 21, 2019
これ3時間ほど雨の中高速とか走ったけど、袖口が少し浸水したくらいで身体は全然大丈夫でした!
ワークマンの新しいバイク用レインウェアめちゃ良さそうだった
— すぴゅう (@spew_san) July 2, 2019
5800円くらいで耐水圧20000とか化物か?
試着!
— 望月ミキ🐈🐈🏍🏍(舞台女優×バイク乗り) (@mochizuki_miki) September 3, 2018
今まで使ってたのより着た感じ少し重ためかな。でもすごいしっかりしてる!期待大。
ポケットがないのがちょっと不安。慣れればなくてもどーにかなるかな(^^;
お値段は税込5800円。バイク用の中ではかなりお手頃なお値段よね…!!#ワークマン#レインウェア#レインスーツバイカーズ pic.twitter.com/ZrIGDOV8A6
昨日買ったワークマンのレインウェア「イージスバイカース」。
— Tomy CBR400R (@Tomy31137265) June 10, 2019
今朝どしゃ降りのなか、性能を試したくてバイクで通勤したったw
結論、すげぇ。袖口や足元は体型やブーツに合わせてマジテで調節できるし、ジッパー部分も3重に保護されてるのでちっとも水が入らない。
ワークマンのレインウェアもっと早く買えば良かった。
— Summer_R9T (@Summer_gdb) June 1, 2020
ワークマン用品としては高い気もするが、バイク用品としてはコスパ最強だろ。
濡れる気がしない。
一週間前に買った、3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)
— あむとく (@44H3wOxmJi9sJAD) October 11, 2020
はバイク乗りにはオススメできん。
台風がきて、やっと着れるやんと思ってきたら股から浸水しまくる…
前から気になってて楽しみにしてただけに気分は最悪だわ 返品もできなそうだし、大失敗したわ#ワークマン #ワークマン女子 pic.twitter.com/1Llw8jaX65
Twitterでは、使ってみて「良い」という感想が多かったのですが、ワークマン公式オンラインストアでのレビューでは「漏れてくる」というレビューもいくつかあります。
縫い目にシームテープはしてありますが、股部分など負担がかかる箇所の縫い目から浸水する可能性はあるかもしれません。
あまりタイトなサイズ選びをしてしまうと、股~尻に負担がかかるため、購入の際にはサイズ選びも重要になりそうですね。
また浸水してきた場合、シームテープを使って自分で補修するのも良いでしょう。
みなさんのレビューを読んでいて意外だったのが、透湿度に関してはあまり悪い口コミがなかったことです。使う環境にもよると思いますが、思ったほど蒸れは感じないのかもしれません。
ハードマスターレインスーツの口コミ
あまり多くの口コミはありませんでしたが、バイク用としてハードマスターレインスーツを使うのもアリかなと私は思います。
ワークマンのレインウェアを買いました。耐水圧20,000mmで3900円。垢抜けないけど性能はすごくいい。暗い色のバイクの場合は明るい色(赤・黃)を選んだ方がいいかも。https://t.co/KiHCtsXJiN pic.twitter.com/1ycrl4xdez
— ラジコンもんちぃ (@rcmonkeyblog) September 20, 2018
正味ワークマンのライダー向け商品はまだまだ開発の余地ありなんですよね。
— H.Fujita (@H_Fujita1228) June 27, 2020
寧ろ職人向けの商品の方が開発され切ってて使い勝手がいい。
自分はこのハードマスターを愛用してます! pic.twitter.com/ltPKvHO44C
バイク用に購入しました。バックパックの上から着るため3サイズ上の3Lを使用しています。175cm65kgで普段はLサイズです。フードは外したきりで装着したことはありません。4000円で十分な機能だと思います。
https://workman.jp/shop/g/g2300067524029/#
レインフィットガードレインスーツの口コミ
色々調べてみたんですが、この商品の口コミなどはワークマンのオンラインストアだけでしか見つけることできませんでした。
そのレビューがこちら。
耐水圧10,000mmでツーリング使用。十分でした。
https://workman.jp/shop/g/g2300067539016/#
令和2年夏に購入後、毎日のように降る雨の中ひたすら通勤で使用。尚且つ、9月に埼玉から伊豆半島の南まで出て戻ってくるルートを走行した際(下道で)、天気に恵まれず約10時間ほど雨に打たれっぱなしでしたが、上も下も浸水せず性能におどろくばかり。本当に耐水圧10,000mm…!?15,000mmあるはずのイージスなんか股下ビッチョビチョになるのに!凄い!! バイカーズを買うお金をケチってコチラを買いましたが、まさかの大当たりでした。現在はバイカーズジャケットのMサイズにコチラのカッパのLLを上から着て雨の対応をしています。
なんかこういう感想聞くと、「ほんとかな?」と思う反面、「本当であってほしい」と期待感が高まり、すごく試したくなりますよね。
バイク用レインウエア選びのポイント
上でも少し触れていますが、ワークマンに限らず、バイク用のレインウェアを選ぶ際に気をつけておきたいことをまとめておきます。
確認するポイントは3つ。
「耐水圧」と「透湿度」
まずは最初に確認したいものが、耐水圧と透湿度。
バイク用としての基準は、
耐水圧:通常走行では10,000mm以上、高速走行(80km)では20,000mm以上がオススメです。
透湿度:8,000g/m2/24h以上あると蒸れにくく快適です。
基本的に、この数値が大きくなればなるほど、お値段もそれなりに高くなっていきます。あなたの走行シーンに合わせて選びましょう。
例えば、通勤に15分程度ならば、そこまで数値にこだわる必要もないでしょう。高いお金出して高性能のレインウェアを買ったとしても、その性能が発揮される前に目的地に着いちゃいます。
逆に仕事で一日乗るような場合や、ツーリングなどのシーンでは、この数値の性能が大事になってきます。
サイズ選び
サイズを選ぶ際は、1~2サイズ大きいものを購入しましょう。
レインウェアは服の上から着るものなので、ぴったりサイズだと窮屈ですし、それが原因で破れたりもします。
ワンサイズ大きいものを着るので、あまった袖や裾のバタつきが気になる方は、アジャスター付きのレインウェアがオススメです。
収納性
収納性も大事なポイントです。
コンパクトに収納できれば持ち運びは楽ですし、突然の雨にも備えることができるし言うことナシですよね。
また、脱いだレインウェアを駐輪場の自分のバイクに掛けて置いたりすると、盗まれたりするかもしれません。
収納袋が付いているかどうかの確認も忘れずにしておきましょう。
まとめ
ワークマンのレインウェアは高性能なものがたくさんありますが、バイクにつかえそうな、「3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)」と「ハードマスターレインスーツ」、「レインフィットガードレインスーツ」を紹介しました。
商品名 | 耐水圧 | 透湿度 | 価格(税込み) |
---|---|---|---|
3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ) | 20,000mm | 2,000g/m2/24h | 5,800円 |
3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ) (ネイビー) | 20,000mm | 3,000g/m2/24h | 5,800円 |
ハードマスターレインスーツ | 20,000mm | ー | 3,973円 |
レインフィットガードレインスーツ | 10,000mm | ー | 2,546円 |
人それぞれ使用環境に違いもあり、一概にこれがいいということは言えませんが、ワークマンの良いところは、安さと、お値段に似合わない機能性の高さだと思います。
もちろんバイク専門でレインウェアを作っているところと比べたら「う~ん…」と悩むこともあるでしょう。
バイク専門店で買うのも手堅いけど、ワークマンも捨てがたい!
あなたに最適な、そして満足のいくレインウェアが、見つかりますように。
またレインウェアだけでなく、バイクのメンテナンスもしっかり行い、雨の日も安全運転で。
関連記事