ギター 弦の張り替えに便利な道具~長寿アイテム~

ギター
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ギターの弦を張り替えるときには、弦を切るニッパーだけがあればいいというものではありません。
もちろんニッパーさえあれば、とりあえずは弦交換できるのですが、弦を外した時にしかできないことも、あります。

初めて弦の張り替えをする方は、どんな道具が必要で、どんなものをみんな使っているか気になるところですよね。

ここでは、エレキギターの弦交換の時に、必要なものや、あると便利なものを紹介していきます。

弦交換している時に、「しまった!あれ用意するの忘れてた!」とならないように、必要なものは弦の張り替え前に、揃えておきましょう。

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弦の張り替えにあると便利な道具

弦の張り替えの時に、必須なものや、あると便利な道具をここでは紹介します。

まずは弦を用意しないことには、弦の張り替えはできません。
弦も種類が豊富なので、何がいいのかわからないと思います。しかし、弦も好みですので、いろいろ試して、自分がしっくりくるものを見つけるしかありません。

定番はコレ↓

世界中のトップギタリストから、圧倒的な支持を得ている世界標準の弦が、Ernieball(アーニーボール)のギター弦です。何を選んでいいかわからない方は、まずこれから試してみましょう。

ニッパー

弦を切るためのニッパーは、弦の交換では必須アイテムです。こちらがおすすめ。

刃こぼれなど、耐久性を気にしないのであれば、100均などのニッパーでも代用できます。しかし、「いざ!」って時に、使い物にならなくなる場合もあるので、スタジオに行く時などは、しっかりしたものを用意しておくと、安心です。

ペグワインダー(ストリングワインダー)

弦を交換するときに、素早く弦を緩めたり、巻いたりすることができる道具。弦の張り替えを少しでも楽してしまおうという、“あると便利”なもの。

弦の張り替えは、慣れてくると、面倒に感じてしまうこともあるんですよね。しかし一度これを使うと、手放せなくなります。(手でペグを回すの結構大変です)
想像以上に、弦交換が、はかどりますよ!

ニッパーとペグワインダーをひとつにしたアイデア商品もあります。

ギターピロウ

弦の張り替え時に、作業をしやすくする道具。

チューナー

これは、必須。もし何かの間違いで「おれ、チューナー持ってないよ」という方は、今すぐ買いましょう!
チューナーも種類が豊富ですが、迷ったらコレがおすすめです。壊れにくく、視認性がかなり良いです。

カード型のチューナーの方が良い方は、こちらがおすすめ!

弦の張り替え時の手入れ道具

ギターの指板やフレット、ヘッド、ピックアップ周辺、ブリッジなどは、弦が張ってある時には、手入れがしづらいですよね。
気づいたら、結構ほこりがたまっているのではないでしょうか?

弦を取り外したら、普段手入れができないところを、綺麗にしましょう。

綺麗になると、気持ち良く演奏できます。ギターがうまくなったような気がしてくるんですよね。

ギタークロス

ギターは、弾くと手の皮脂や汗が、汚れとして付着します。ほこりも付着しやすいですよね。
ギターを弾いたあとには、ボディやネックを、クロスで拭いてあげるとギターを綺麗に保てます。普段は弦が邪魔して手入れできないところを、弦の張り替え時に、手入れします。

ボディ用と弦用など、使い分けるのも良いでしょう。

レモンオイル

ボディや、指板の汚れを取る役割を持つオイル。クリーニング効果と保湿効果の両方があるので、最低これだけでも手元に置いておきたいもの。クロスにつけて指板を手入れします。
注意点ですが、ラッカー塗装のギターやベースには使用しないでください。

指板専用のクリーナーもあります。汚れ落としに特化したものなので、レモンオイルでとれない汚れは、このようなクリーナーをつかうのも手です。クリーナーで汚れを落としたら、レモンオイルなどで、“保湿”します。

フレットの手入れ道具

弦交換の時に、毎回する必要はありませんが、フレットがくすんだりしてきた時には、弦の張り替えついでにやっておきたい作業です。クロスなどにつけてフレットを磨きます。フレットがピカピカになると、ギターが新品のように、みえますよ。

ペグや、ブリッジなど金属部分すべてに使えます。ピカールでも大丈夫です。

プレートを使うか、マスキングテープで指板を保護し、フレットを磨いて綺麗にします。

ナットソース

ナットソースは、ナットの溝や、ブリッジサドル、ストリングガイドなどに塗りつける潤滑剤です。
弦とナットの摩擦をなくし、チューニングの安定を目的としたものです。弦を張り替えるときには使いたいアイテムです。

指板(弦)潤滑剤

弦を張ったあとに使いたい道具。
弦と指の摩擦を軽減し、フィンガリングをスムーズにしてくれる、潤滑スプレーです。
汚れやサビを除去する効果もあるので、普段から使用していれば、弦の劣化が軽減できるでしょう。指板面に直接スプレーするか、もしくは、いったんクロスに吹き付けてから弦に塗布すると効果的です。

こちらは、弦だけに塗って使用するタイプ。スプレーと違って飛び散らないのが良いところ。弦の滑りを良くし、防錆効果もしっかりあります。

ポリッシュ

弦を張り替え綺麗にしたなら、ボディも綺麗に手入れしたいところ。

ポリッシュは、ギターの塗装の違いで、使い分けるのが一般的です。

定番でおすすめなのは、コレ。※これはオイルフィニッシュには使用できません。

手元にあるギターが、ラッカー塗装ならば、こちらのポリッシュがおすすめです。


こちらは、オイルフィニッシュ用。オイルフィニッシュのギターにはコレを使いましょう。ワックスオイルというかんじです。

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